ひかりかがよう

20世紀の終わりから21世紀の初めの若者たちのことばです!

夏の日々、その始まり

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◆ 2005年7月、1年生のクラスです。どんな作品があったんだろう。

  星、高校野球、サカナ、虹、勉強、幼い日など、テーマはいろいろです。

 

ア・我が思いとどくにとどかぬ悲しさよ君はいづこと星を見て    女子

    ……星と自分とを比べて、その遥かな距離を思うこと、人生ですね。

イ・来る夏に魚を食べて挑んだら全然ダメで俺干物みたい          男子

    ……夏に向かってサカナを食べた。ウナギだろうか。そこが残念?

ウ・甲子園今年も来たよこの季節若い闘志をみせてくれ       女子

    ……いろんな作品にチャレンジした彼女、高校野球をテーマに選ぶ!

エ・自転車で帰る途中通り雨見上げた空には虹色の橋                 女子

    ……前半の日記風になっているのがもったいないかな。

オ・あああつい勉強がねはかどらず寝ようかなあと考える今          女子

    ……「……がね」というのが、何だかお年寄り口調みたい。びっくり。

カ・いま思う泣いたあの時幼き日今は泣かないなぜ泣かないか        女子

    ……あとが気になる作品です。どうして泣かないのだろう。

                                          ★ 優勝は「ウ」でした!