高校生って、何だろう?
2006年の、とある高校でのエッセイです。
* 小さい頃に A・M
もう残りの高校生活も短くなってきたけれど、最近ふと、小さい頃に自分が想像していたのとはちょっと違うなあ、と思った。
私が小学生の頃に想像していた高校生は、もっとすごく大人だった。
学校帰りに制服姿の高校生を見て、すごくあこがれていた。きっとすごく広い世界で、自由で、考え方とか言うことも大人なんだろうなあ、と思いながら見ていた。でも実際に自分が高校生になって、今思うのはあの頃とほとんど変わってない。
たしかに行動範囲はすごく広がったし、一人でもいろんな場所に行けるようになった。けれども友だちと遊んでいる時とかの考え方は、基本的には小さかった頃と何も変わっていないと思った。
それに高一の時は、早く卒業したい。高校を卒業したら髪型も先生に注意されることもないし、夜も遅くまで遊び放題……と思っていた。
今は残りの二ヶ月がすごく少なく感じるし、やっと大人たちが言う「学生時代が一番楽しい」っていう言葉に、今まで絶対に「そんなことない。大人の方が自由で楽しいに決まってる」って思っていたけれど、少しだけ大人たちの言っていたことがわかる気がしている。
働くことになったら、遊ぶ時間も少ないし、お金も遊ぶだけに使っていけるわけじゃないし、やっぱり学生が一番だと思った。勉強がなかったらもっといいけど……。
あと残り少ないけど、本当に「あの頃は最高やった!」って思い出を、悔いなく作りたい。
いつもの日曜の夜です。「せごどん」始まりました。
今から、少し寝ないといけないな。セネガルに勝つかな……。
たぶん、眠れないな。