寒空に教室句会しています。
◆ 2005年12月、1年生の俳句です。
1人の持ち点は3点です。特選が2点、次点が1点で2つの作品を選びます。
作品は1クラス分あります。およそ30くらい。たくさん支持されたら、優勝ということになります。ここにはその代表作を取り上げています。
ア・願わくば宿題のない春休み 女子
……物静かなチエちゃんの作品です。年の離れた妹さんがいるそうです。
イ・ざくざくと枯れ葉踏む音秋の音 女子
……そのまんまの作品です。点数を集めたんだろうか。
ウ・今思うあなたのことが大切だ 女子
……これまたそのまんまの作品。お化粧するのが生きがいでしたね。
エ・片想いマヂ上等やガンバるしっ 女子
……ストレートにしても、気合いはありますね。
オ・大好きよ離さないでね布団くん 女子
……寒くなると、この句がしみじみします。私は好きですよ。
カ・わからない暗中模索のこの問題 男子
……やっと男子の作品です。季語を入れてくれたらよかったのに!
キ・寒空に散ってくるのは雪の花 男子
……若い人は平気で季語をぶつけてくるから、困ってしまうなあ。
女子優勢、しかもみんなストレート。もう真っ向勝負ですね。男子はタジタジで季重なりしてしまったり、大事なことが抜け落ちたりしています。
カなんて、上五に季語を入れたら、立派な俳句なんですけど、どうだろう。
★ 優勝は「エ」でした!