家族の定義、理想
* 家族 N・N
家族、それはかけがえのないもの。自分が苦しくなった時、楽しかった時、辛かった時、どんなことがあったときでも、帰るのは家族の待つ場所。家族はそんな時、自分のことのように喜んだり、悲しんだりもする。
愛し合って結ばれた二人、そこから生まれた子、更にその子供、そうやって一つの糸で結ばれているのが家族。住んでいる場所など関係なく、偶然にできたその「家族」という関係が何物にも代えがたいものになる。
普段は厳しくても自分をこの瞬間まで育ててくれている母親。守るべきもののために働いてくれる父親。そして自分の母親にも父と母が、父親にも父と母がいる。何よりも大切で、何よりも堅い絆がそこにはあり、その絆はどんなによく切れる刃物でも切ることはできないだろう。そんな絆が子から孫へ、孫からひ孫へと、一本ずつ延ばして行き、また新しい家族を形成する。
しかし、家族とは、血が繋がっている関係だけを指すわけではない。愛し合っていた二人が別れて、違う人と結ばれたとき、血が繋がっていない家族が誕生することもあるだろう。でも、それはそれで良い形だと思う。血が繋がっているかどうかなんてもはや関係ない。どれだけお互いのことを思えるかが家族であるだろう。何物にも代えられないと思える程の気持ちが芽生えたのなら、それはとても綺麗な家族の形であるだろう。
愛し合って、かけがえのないものになったら、血縁関係なんてなくても、家族という形であると言えるだろう。家族のことを愛し合える家族が増えていくと良いだろう。
[2006年6月?]
★ 理想は、すべての人みんなが家族になることだけど、そんなのは無理だから、そういう幻想を胸に描きつつ、まわりにいる人たちだけでもいがみ合わず、朗らかな関係を作れたらいいなあ。それも無理かもしれない。
そんなことを書いている私がすでに人の好き嫌いをもっているじゃないですか。知らない間にそれが出てしまうことって、あるような気がする。反省します。