ひかりかがよう

20世紀の終わりから21世紀の初めの若者たちのことばです!

失礼を承知で……

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 昔むかし、日曜の午後七時半、怪獣ものの番組が終わったら、アニメで「オバケのQ太郎」というのがやっていた時がありました。もう何十年も昔です。

 

 アニメが終わったら、谷内六郎さんの絵と「週刊新潮はただいま発売中です」という静かなナレーションが流れて、子どもたちは寝る準備をした時代がありました。

 

 夜の八時からは大人の時間なので、子どもたちはテレビを見てはいけないというふうになっていました。

 

 オバキューさんは、子どもたちが大好きなキャラで、今でも子どもたちは何かというと、ドラえもんを描いたりしますが、それくらい藤子不二雄(Aさんの方かな?)作品は、当時の子どもたちを怪獣とは違う別の世界へ連れて行ってくれたものでした。

 

 だから、オバキューというのはイヤなキャラではないのです。でも、ひどいお化粧を塗りたくった女の子は何となくオバキューに通じるおかしみを発散させてしまいます。本人はキレイになったつもりなのに、やたら目が強調され、口が大きくなり、顔はピエロのように真っ白になります。毛が三本ではないのだけれど、顔のパーツはオバキューちゃんみたいになってしまっている。

 

  新緑や女子高生の はいオバキュー

 

 これが今年の新緑シーズンに作った作品ですけど、若い人たちをバカにしていますね。そうではないのだけれど、そうとられてもおかしくないくらいの、誤解が生まれる作品です。何もわざわざネットに載せることはないんじゃないの?

 

 そうですね。でも、じいさんだから、まるでオバキューみたい。もっと自然のままでいいのに! と、若い子たちを見て、そのように思ったようです。その感覚がじいさんなんだろうな。本人たちは「かわいい」と思っているのだから、それでいいのだけれど……。

 

 ああ、いやだ、いやだ。私はいつのまにか、じいさんになってました。

 

 そうだ。もうやみくもにみんなにかみつけばいいのかな。何でもかんでも気に食わないという感じで、文句ばかり言ってみますか!

 

 いや、そうなると、みんなとトラブルを起こしてしまうし、適当にぼやいているだけでいいのかな。ただのボヤキでいいのかな。