ひかりかがよう

20世紀の終わりから21世紀の初めの若者たちのことばです!

二十七のみんなへ

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 植物は、どんなところにあっても、咲こうかなと思ったら、咲くことができるんですね。ホントに偉いなあと思います。

 

 すごく荒れた空き地なのに、ローバイが先に咲いて、しだれ梅も続いて、二つ並んで咲いてたと思ったら、いつの間にか二つとも花を落としていました。

 

 永遠の花などないのだから、盛りを過ぎたら散るのは仕方のないことです。ほんの一時でも眺めてる私みたいなオッチャンにでも、「ほら、しだれ梅、ピンクなんだよ」と教えてくれたんだから、それに感謝したいです。

 

 もう少し暖かくなってきたら、葉っぱをいっぱい付けて、栄養をためて、実も付けて植物としての日々をコツコツ生きていかなきゃいけない。

 

 そうした当たり前の日々、それも永遠ではありませんでした。いつかは別のところに行かされることもあります。植物だって、キレイだったり、土地のオーナーの意向とか、いろんな事情で切り倒されることもあります。

 

 何が言いたいのかというと、もう9年も経過して、みんなは立派になって頑張っているだろうけど、私は今度はまた違うところでやっていくのかなと思っている、というのを伝えたかった。

 

 今までの9年間は、それこそたいしたことはできなくて、細々と毎日を過ごすばっかりで、まわりに自分のボケを振りまき、あきれられ、とんでもない日々ではありました。それも、区切りの3月が来て、4月からは新しいステージに移ります。それも永遠ではなくて、限られた時間だけです。

 

 三重県は好きなんですけど、このまま永遠に住むのかというと、それはわかりません。もう私は、どこでだって、来いと言われれば行き、家族やまわりの人の役に立てるよう、それだけを考えていきたいです。

 

 亡くなったN・Hさんに励まされて、今のガッコーに来て、彼女にも頑張って欲しかったのに、彼女のお話が聞けないなんて、悲しいけど、とりあえず、私はできるだけのことをするために、今日もトボトボいきます!