人がいない学校
時々、学校のそばを走ります。藤の花もなくなったし、サッカー部も知らない人たちばかりだし、先生方は知ってるひともいるんですけど、わざわざ訪ねる用事がないし、仕方なしに通り過ぎるだけです。
それが悲しくてなりません。
12年間もいさせてもらったのに、私の居場所はそこにはありません。何か、私みたいな者でも、来ていいよということであれば、喜んで行かせてもらうんだけど、お声がかかることはありません。
もっとみんなから声をかけてもらえる存在になりたかったのに、それは無理でした。努力が足りなかった。
だから、こうしてネットに片思いの気持ちを書いて、昔を懐かしがってるだけです。それはそれでいいんでしょう。
私になんて、用がないのが当たり前です。でも、いつか呼んでくださいね。せいぜい頑張ります。人も時間も流れていくけれど、そこに私がいたというのは事実だから、それは確かにそうなんだから。それを認めてくれる人もいるんですから、その人たちを頼りに生きていきます。
学校って、歴史や伝統、建物・施設、ついそこに目が行きがちだけど、そこを通り過ぎた人間にとっては、建物なんてどうでもよくて、そこに自分がいたと、何人かの人と出会えたこと、それがいのちです。それがいつまでも残っている。
さあ、私も新しいいのちを探して、今日一日しっかり生きていけるかな。花粉症はしんどいけど、せいぜい頑張ります。