拝啓 宮城喜久子様 その1
私たちが、宮城喜久子さんのお話を聞かせてもらったのは、2006年の終わりごろでした。那覇の都ホテルの大広間で、シーンとして聞かせてもらいました。驚くくらい真剣にみんな聞いていましたね。
これから、若い人たちは、どれくらい沖縄戦のことを語り継いでくれるのか、それは不安だけれど、あの時のみんなは、とりあえず一生懸命に聞いてくれたはずです。
* 拝啓 宮城喜久子様 M・S
宮城さんの話は、今まで聞いてきた戦争体験の話の中で、一番聞き入ってしまって、一番印象に残りました。
正直、戦争の話を夜、ホテルに着いてから聞くのは、疲れているし、ちゃんと聞くことはできないと思っていました。でも、宮城さんの話は今までと違い、改めて戦争の恐ろしさを知りました。
一番心に残ったのは、宮城さんが看病しに行っていた時の話でした。その話は、生まれて初めてで、体験した本人から聞けて、貴重なことを聞くことができました。たくさんの人が傷を負って苦しんで死んでいくこと、それを一生懸命に見守る女の人たちのこと、家族や友だちと離れてしまうこと、そういうことを聞いていると、私も辛くなりました。
今では戦争のない日本になったけれど、だからといって、もう戦争なんて忘れようなんて思ってはいけないと感じました。戦争を体験した人だけに分かる苦しさや思いを、今生きている人に伝えてほしいと思います。そのことについて、私たちはもっと関心を持たなければいけないです。
短い時間でこれだけの話を伝えてくれた宮城さんに感謝したいです。これからも頑張ってください。ありがとうございました。
★ 三日間楽しかったよ沖縄で過ごして思うもっとおりたい
* 拝啓 宮城喜久子様 N・N
先日は貴重な体験談をお話しいただき、ありがとうございました。
自分のおじいちゃん、おばあちゃんが生きているため、戦争の話をたまに聞くことがありましたが、天と地ほどの差があったので、とても驚きました。それ以上に本当に、平和祈念資料館などで見た写真のようなことが行われていたことです。
信じていなかったわけではないですが、やっぱり実際に体験された方のお話を聞かせてもらうと、改めて戦争を恐ろしく感じます。沖縄のお話を聞かせて頂いたので、今度は広島・長崎など核爆弾が落とされたところのお話が聞いてみたいと思いました。本当にありがとうごさいました。
★ 離島にて中島みゆきの歌熱唱サビしか知らず残りはハミング
どうしてなのか? どれくらい映像を見たとしても、過去にあった出来事としか感じられない。
過去の戦争が、今の自分につながることだと意識できないようになっている私たち、日々、過去と現在・未来はつながっていて、簡単に清算できるようなものではないのだ、というのをかみしめていきたいです。