ひかりかがよう

20世紀の終わりから21世紀の初めの若者たちのことばです!

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

まるで女子クラス!

◆ 2005年10月、1年生のとあるクラスでの俳句と短歌です。 さて、持ち点は3点です。2点と1点で投票すると、優勝した作品はどれ? ア・母の口一度貼りたいガムテープ 女子 ……ドキッとする内容です。でも、しないのはわかってるからいいのかな。 イ・木の下…

高校生って、何だろう?

2006年の、とある高校でのエッセイです。 * 小さい頃に A・M もう残りの高校生活も短くなってきたけれど、最近ふと、小さい頃に自分が想像していたのとはちょっと違うなあ、と思った。 私が小学生の頃に想像していた高校生は、もっとすごく大人だった。 …

ボクは1人で空はこんなだ

◆ 2005年10月、1年生の俳句と短歌です。 さて、優勝した作品はどれでしょう? ア・夕焼けに伸びる影だけ楽しそう 女子 ……楽しいのは「影だけ」なんだろうか、それでよかったんだろうか。 イ・「寒いね」とつないだこの手離さない 女子 ……恋の一生懸命ポイン…

夏の手前の短歌と俳句 withねむの花

今年初めてのねむの木の花を見つけました。ああ、もうそういう季節なんですね。梅雨ももうすぐしたら終わるんだろうか。さあ、どうかな。もう少し降るんでしょうね。 ◆ 2005年7月、1年生のとあるクラスの短歌と俳句です。 さて、優勝した作品はどれでしょう…

オセアニアと谷間を吹く風

◆ 2005年7月、1年生の短歌と俳句です。優勝した作品はどれでしょう? ア・枯れそうな木々にもそっと育毛剤 女子 ……何だかドキッとする内容です。育毛剤と同じで、枯れ木は蘇らない。 イ・風に揺れ負けずに耐える木は強い 男子 ……簡単なことだけど、見つけま…

夏の日々、その始まり

◆ 2005年7月、1年生のクラスです。どんな作品があったんだろう。 星、高校野球、サカナ、虹、勉強、幼い日など、テーマはいろいろです。 ア・我が思いとどくにとどかぬ悲しさよ君はいづこと星を見て 女子 ……星と自分とを比べて、その遥かな距離を思うこと、…

夏の句会を!

奥さんが半分起きて、「お父さん(私のこと)がカツラつけてて、タグみたいなのが出ててて、『これ、どうすんの?』って言ったとこだ……」と話してくれました。 そんなカツラなしでも、ツルピカでも、私はやっていくのに、どうして夢でもからかうんだろう。う…

五月の憂鬱、こいのぼりもバラも……

◆ 2005年5月、1年生のあるクラスでの句会です。 さて、どんな作品がみんなの点数を集めたんでしょう? ア・月光に気品あふれる夜の薔薇 女子 ……シンプルな作品です。本人は自信があったんだろうな。 イ・鯉のぼり空高く飛べば鼻高い 女子 ……真ん中が字余り…

ハイビスカス、戦争、カヌー

今週のお題「修学旅行の思い出」 * 写真を撮るのも忘れた C・F 花のプランターが左右にいくつもあるコンクリートタイルの階段。少し下って前を見ると、開けた空と海が広がった。その真ん中に城山が一つ浮き出た伊江島があった。あまりにその景色がきれい…

太ももを……

昔、勤めていたガッコーからの帰り道、ふと思いついて俳句を作りました。 素直な気持ちで、「ああ、大変だな」と心から同情したのです。 その気持ちを、とあるコンクールに送ったら、とりあえず佳作にはなりましたが、賞状もなく、賞品もなく、ただの佳作で…

おきなわの海

今週のお題「修学旅行の思い出」 こんなふうに振り返ってみると、おきなわの海はとてもあたたかくて、やさしくて、人の気持ちもあふれていて、旅人をふんわりと包み込んでくれているみたいだけど、今、ホントはそんなことを言っていられる状況なのか、不安に…

メダカたちイチゴと海とこいのぼり

◆ 2005年5月の1年生、とあるクラスの句会です。 また、メダカと5月です。今は6月だけど、まだこの雰囲気は残ってます。 さて、どれが優勝した作品でしょう? ア・やる気ねえメダカみたいに泳ぎてえ 男子 ……このベランメエ調、今では田舎の若者でも使えま…

バラとメダカの初夏

◆ 2005年5月の1年生の俳句です。さて、優勝した作品はどれでしょう? ひとりの持ち点は3点で、それを2と1に分けて投票しました。 ア・バラのとげ恋の痛さを物語る 男子 ……かわいいものにはトゲがある、というのを利用した感じの作品。 イ・バラ香るあなた…