もったいぶりながら読んでいる。買いたてのころは、真っ先に広げてみて、数十ページをあっという間に読んで、クスクス笑いながら読んでましたが、今は236ページまで来て、もう後が見えてきて、100ページくらいしか残っていません。
最初は、らもさんの質問者との距離感というか、クールでなおかつ優しく声をかけているところがおかしかったし、話のネタも、よくもまあそんなくだらない質問をしてくるものだと、そちらに気を取られていました。
でも、今は、お悩みはどうでもいいから、それに対してらもさんはどんなふうに答えていくんだろう。突っぱねないし、真面目だし、いろんな世の中のことを知っておられるし、すごいなあということばかりに感心します。
だから、くだらない質問はネタとして聞き、答えのらもさんのことばを有り難く聞いている感じになりました。あと少しで終わりです。お嬢さんが選んでくれたお話で、ありがたく少しずつ読ませてもらいます。
私たちは、そんな貴重な存在を忘れていないか、少し心配です。若い人はもちろん知らないでしょう。どうしたらいいんだろう。本の紹介、中身の具体的な話など、取り上げてみたらいいのかな。……中島らもさん 2004年逝去。

葉室麟さんは、最近ずっと気になっていた作家さんでした。小説は読んでなくて、今回、とっかかりとしてエッセイ集「河のほとりで」(2018 文春文庫)を買いました。
歴史小説をどのようにして書いていくか。九州の歴史的なできごととか、お仕事に関係のあるものごとを取り上げておられます。
この本はもう少しで読み終わりそうで、これも何だか寂しい、読み終わりたくない、いつまでも読んでいたい、もっと他のも読みたいという気分でいます。それなのに、お仕事の中核である小説はまだ読んでいない。
いっそのこと、何か、直木賞を取られた「蜩ノ記」(2012)でも読んでみますか。今度ブックオフに行って、探してみたいと思いました。
今さらながら、全く知らなかった人たちの仕事を振り返っています。
そして、こんな人がいたのかと驚いています。ちっとも自分に還元できてないけど、まあ、どんなに感心したって、私はそれを実にすることができなくて、おもしろかったねで終わってしまうところがあります。
まあ、これから、少しでもいいと思ったものを、何か人に伝えられたらと思います。……2017年12月逝去。
らもさんも、葉室麟さんも真面目な仕事をされて、まだこれからというところで亡くなられています。

そして、ウルトラマン(1966)でイデ隊員を演じておられた二瓶正也さんが亡くなられました。わたしが小さい頃から何度も見させてもらったウルトラマンでは、若くて、少しドジで、前向きで、発明もする、宇宙言語だって話してしまう優秀な隊員だと思ってきた役者さんでした。
ウルトラマンの時は20代半ばで、そこからいろんなキャリアを積んでこられて、その度に私は、「あ、イデ隊員出てる!」とうれしくなったものでした。それくらいに親しみを持っていた人だったんですね。
お仕事はされてただろうし、たまにウルトラマンのイベントとかで、ファンの前に戻って来られる時もあったようでした。
私たちにも、イデ隊員は永遠の存在であったけれど、二瓶さんにとっても、イデ隊員という役柄は、本意だったのか不本意だったのかはわからないけれど、ファンだった当時の子どもたちには絶対の存在でした。彼はそのままそれを受け入れてくださったのでしょう。
もっと他にも、悲しい別れはたくさんありました。千葉真一さんもそうでした。コロナで亡くなられたんでした。
私たちは、当時の思い出をもっと細かく、何も知らない人にわかってもらえるように、伝えなきゃいけないです。通りいっぺんのお悔やみではいけないし、知らない人に興味を持ってもらえる方法を考えたいです。
なくしてから初めて、その偉大さというか、ポッカリ空いた穴を見つめてたって、遅いけど、でも、それをしてから今日に立ち向かわなくてはいけません。
