ひかりかがよう

20世紀の終わりから21世紀の初めの若者たちのことばです!

夏の手前の短歌と俳句 withねむの花

 今年初めてのねむの木の花を見つけました。ああ、もうそういう季節なんですね。梅雨ももうすぐしたら終わるんだろうか。さあ、どうかな。もう少し降るんでしょうね。

f:id:hakusangogo:20180617202143j:plain

 

◆ 2005年7月、1年生のとあるクラスの短歌と俳句です。

  さて、優勝した作品はどれでしょう?


ア・夏の木は虫が集まるレストラン                                男子

   ……サッカー部の彼は、時々いい作品を書いてくれる人でした。

イ・夏の夜花火を見上げ歩こうよ                                    女子

   ……ハスキーな声の彼女、だれと花火を見に行くのだったかな。

ウ・授業中下敷きあおいで昼寝して                                  女子

   ……彼女らしいグテッとした雰囲気、それができるおおらかな人でした。

エ・桜咲くはかなき生命尽きるまで                  男子

   ……彼がこれを書いているのが不思議です。サクラに思い入れあった?

オ・帰り道見上げたあなたの横顔を今でも時折思い出し恋う       女子

   ……彼女はもちろん詩人でした。今はしっかりお勤めしているでしょう。

カ・梅雨やのに雨が降らへん水不足しかも猛暑で異常気象         女子

   ……方言を取り入れた話し言葉短歌。10年前からずっと暑かったんです。

キ・夏が来た練習厳しいこの季節うまくなるため日々努力する  男子

   ……クラブが大変でしたね。何しろ1年生ですから長かったでしょう。

 

f:id:hakusangogo:20180414205251j:plain



                                          ★ 優勝は「カ」でした!