夏の手前の短歌と俳句 withねむの花
今年初めてのねむの木の花を見つけました。ああ、もうそういう季節なんですね。梅雨ももうすぐしたら終わるんだろうか。さあ、どうかな。もう少し降るんでしょうね。
◆ 2005年7月、1年生のとあるクラスの短歌と俳句です。
さて、優勝した作品はどれでしょう?
ア・夏の木は虫が集まるレストラン 男子
……サッカー部の彼は、時々いい作品を書いてくれる人でした。
イ・夏の夜花火を見上げ歩こうよ 女子
……ハスキーな声の彼女、だれと花火を見に行くのだったかな。
ウ・授業中下敷きあおいで昼寝して 女子
……彼女らしいグテッとした雰囲気、それができるおおらかな人でした。
エ・桜咲くはかなき生命尽きるまで 男子
……彼がこれを書いているのが不思議です。サクラに思い入れあった?
オ・帰り道見上げたあなたの横顔を今でも時折思い出し恋う 女子
……彼女はもちろん詩人でした。今はしっかりお勤めしているでしょう。
カ・梅雨やのに雨が降らへん水不足しかも猛暑で異常気象 女子
……方言を取り入れた話し言葉短歌。10年前からずっと暑かったんです。
キ・夏が来た練習厳しいこの季節うまくなるため日々努力する 男子
……クラブが大変でしたね。何しろ1年生ですから長かったでしょう。
★ 優勝は「カ」でした!