ひかりかがよう

20世紀の終わりから21世紀の初めの若者たちのことばです!

紀伊長島のまち

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 紀伊長島紀北町)には、年に数回は行くと思います。夏は海を見に行きますし、冬はミカンとかを買いに行ったりとか……。

 

 古里温泉という、お気に入りの温泉もあって、冬だったら、近くの海水浴場は誰もいないから、クルマもタダでとめて、石ころが敷き詰まった海岸をジャラジャラ音をさせながら歩いたりします。

 

 貝殻を拾ったり、すり減ったビンのかけらが水晶みたいになっていて、そういうのを集めて遊びます。

 

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 近年はサンマが冬も秋も、熊野灘までやってこなくて、途中で中国の漁船に根こそぎ取られているんだと思われますが、冬の風物詩のサンマの丸干しをしているところが見られなくなりました。

 

 これは小さな変化です。冬は干物やさんが独自の味付けで店を出していたのになあ。熊野灘まではるばる泳いできたサンマたちは、ここで海から上がって、最後の脂分を落として、内臓も何もかも焼かれて食べられていたのに、もうそういうこともできなくなりました。

 

 冬に熊野灘まで来てくれるサンマはいません。

 

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 カモメとしても、サンマが食べられなくなって、他のもので埋め合わせをしなければいけないので、困っているでしょう。

 

 今まであった季節のものが、人間のいろんな思惑がからんで食べられなくなるなんて、鳥としても迷惑です、きっと。(そうだ、そうだ!?)

 

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 冬の海を見に、また私たちはこの町をめざすのかな。

 

 ここは、何度か家庭訪問をした生徒が住む町でした。生徒は、真面目にコツコツ自分に課せられたことをやっていく物静かな生徒さんでした。

 

 彼女ともう少しお話とか、ニコニコ話せたらよかったんだけど、何だかお互いにこわばってしまいました。今もこの町に住んでいるのかな。パン屋さんでバイトしているところを見かけたのはいつだったかな。ケーキ屋さんでお仕事もしていました。

 

 記憶がゴッチャになってますけど、昔は往復120キロの家庭訪問だってヘッチャラだったんだけど、今だったら、何だか大変な気持ちになるかな。

 

 いや、今もヘッチャラかな……。また、今年中に行きたいところです。

 

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 昔ながらのお菓子屋さんだってあります。ここのとら巻は、生地でくるりと餡を巻いたおやつで、かなり有名なお菓子なんですけど、残念ながら長らく食べてないです。ああ、とら巻食べたい!