ひかりかがよう

20世紀の終わりから21世紀の初めの若者たちのことばです!

彼女の幸せを祈って!

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 彼女、元気でやっているかな。特に何も教えてもらってないけど、フェイスブックとかを見たら、それなりに元気にやっているような気がします。

 結婚して遠いところへ行ってしまっています。でも、彼女の写真を見ようと思えば見ることもできて、便利な世の中になったものです。

 偏差値というやつは、ホントに悪魔の働きで、若者たちをぶった切ります。切られた方はものすごいショックとコンプレックスと挫折感を抱えて生きていくことになります。

 でも、人生はそれだけがすべてではなくて、楽しく生きた者勝ちで、彼女はわりと楽しくやってくれているのではないかと思っています。きっとしあわせなはずです。祈るような気持ちです。

 それで、私はどうです。もちろんコンプレックスと挫折感の塊でした。今は?

ただのしょぼくれた、不勉強でだらしない大人です。そして、少し酒飲みです。

 それだけのことなのに、若い時は、それがすべてになってしまう。

 そんなことたいしたことないさ! というのが理解できるのが、これまた時間が必要だなんて! 人生とはむずかしいものです。気づいたころにはオッチャン・オバチャンになってしまうんだから!

 

*  中一の時から行きたいと思っていた高校       M・K

 私は、中一の時から行きたいと思っている高校がありました。だから、その高校に合格できるように、勉強を頑張っていました。

 でも中二になり部活に熱中し始め、私はとても不器用なので、部活と勉強を両立することができませんでした。中三になると、受験のことを考えて勉強にも力を入れなければと思いつつも、部活を引退してから勉強したらいいと心の中では思っていて、さらに部活に熱中していました。その結果、県大会に行くこともでき、他校の友達もできたし、思い出もたくさんできました。その他校の友達も私と同じ高校を目指していました。だから、一緒に合格して、一緒に部活しようと約束して引退しました。

 でも、私は夏休みに全く勉強せず、二学期に入り、本格的に志望校を決める時期になりました。私は、勉強に力が入らなかったのを部活に熱中しすぎたのを言い訳にして、目ざしていた高校を諦め、少しレベルを落とした推薦入試のある、今通っている高校を志望校としました。そして、無事合格することができ、嬉しかったです。でも、思っていたより通学は不便だし、勉強も難しく、校則も厳しくて、正直、想像していた高校生活とは全く違いました。そして、目ざしていた高校の子を見ると、「何で私は、あの制服を着てないんだろう」と思ってしまいます。一緒にその高校を目指していた友達は、しっかり合格して、すごく高校生活を楽しんでいます。その友達との約束を守っていれば、私もあんな風に楽しい高校生活を送れたのかと思うと、とても後悔しています。

 今の高校では、目標もなく、毎日同じようなことを繰り返し、大して面白いこともなく、ただ通っているだけです。目標がなければ勉強する気にもならず、何のために高校に通っているのか分かりません。でも、そんなことばかり考えていたら、今、私が何のために生きているのかも分からなくなってきました。何の面白みもない毎日を繰り返すだけ、そんな毎日に何の意味があるのだろう。生きたくても生きられない人は世界中にたくさんいるのに……。

 こんな毎日を繰り返さなければならなくなったのは、私が弱かったから。私は、高校受験という敵に負けました。それが私が生きてきた中での一番の大きな失敗です。