ひかりかがよう

20世紀の終わりから21世紀の初めの若者たちのことばです!

彼女の歩く道は……

 

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 あなたは何になるつもり? この時はまだ決まってなかったんですね。

 でも、仕事を考える素敵な手本になる人が二人も身近にいて、彼女は着実に自分の進路実現へと突き進んでいきました(たぶん)。

 結論が出て、実際に一歩踏み出しても、後戻りしたり、立ち止まったりすることもあるのだから、私たちの道って、はっきり見えているようでどこでどうなるか、それはわかりません。

 ただ、たくさんの見守ってくれる人がいたら、踏み外さずに歩いていけるでしょうか。いや、それもわからない。うまく行けたとしても、それはたまたまであって、たまたまの幸せに日々感謝しなくてはと思います。

 私は感謝が足りないかも。反省したいです!

 

*   私はこんな社会人になりたい            M・H  

 私は高校を卒業したら就職しようと考えています。でもどんな仕事をしたいのか、どこで働きたいのか、まだ決まっていません。でも、人の役に立つ仕事に就きたいと考えています。

 私は小学生の頃、将来の夢について作文を書いたのを覚えています。そこには「将来はお花屋さんになって体の不自由な人やお年寄りの人たちにきれいな花をプレゼントしたいです。みんなを笑顔にしたいです。」と書いてありました。だから私は、誰か一人でも笑顔にすることができる、そんな社会人になりたいと思います。

 私には二人、姉がいます。

 一番上の姉は老人ホームでお年寄りの介護をしています。思うように体が動けない人を世話するのは大変だと思います。お風呂に入れるのも腰がすごく痛くなると言っていました。でもお年寄りとコミュニケーションをとることで今日のその人の様子が分かったりするんだろうな、と思いました。そして二番目の姉は今、看護学校に通っています。看護師になりたいという夢を持って、実習などでいろいろな病院に行くこともあります。とてもたくさんの教科書を持ち歩き、レポートなど徹夜で書いていることも少なくありません。

 私は二人の姉を尊敬しています。誰かのために働くということは、とてもすばらしいと思います。私も姉を見習ってこれからの将来のことを考えていきたいです。                  [2007年5月]