バラとメダカの初夏
◆ 2005年5月の1年生の俳句です。さて、優勝した作品はどれでしょう?
ひとりの持ち点は3点で、それを2と1に分けて投票しました。
ア・バラのとげ恋の痛さを物語る 男子
……かわいいものにはトゲがある、というのを利用した感じの作品。
イ・バラ香るあなたの横で笑いたい 女子
……バラとあなた、わりとストレートな作品。「笑いたい」はどうかな?
ウ・小悪魔なあの子はまるでバラの花 女子
……かわいらしい、少し怖いところもある、すべてを見ている女の子です。
エ・夏祭りカランコロンと下駄踊る 女子
……太平洋の漁師町から通ってくる彼らしいカラッとした作品でした。
オ・夏恒例日焼けでうでがグラデーション 男子
……テニス部に所属していた子なので、腕の日焼けを取り上げたようです。
カ・「おはよう」と私は聞こえたメダカかな 女子
……薬剤師として活躍する彼女が、かわいらしい作品を書いてました。
★ 優勝は「イ」でした! バラと好きな人、どんなふうに五七五に入れ込むか。なかなか難しい作業です。とりあえずみんなの支持を集めることができました。
一躍彼女はセンスのある人として認められることになりました。
今の私なら、オを選びます。若い人がひっそりと詠みあげたような作品に惹かれます。どういうわけなのかなあ。