三十歳のみんなへ

　三十歳のみんなへ

　卒業して十二年になるわけですね。どうりでみんな立派になったんだ。少しだけ会えたのは2018年の夏でしたっけ。クラスの同窓会は、もう少し前でしたね。

　簡単に会えないのはわかってるし、その方がいいとは思うんだけど、ただ、元気ですよと教えてもらうと、少しだけうれしいんです。だから、メールとかしてもらうと、うれしいのかな。

　みんなが三十ということは、私は六十でした。ワンジェネレーションあるんですから、これは仕方がありません。私は先に生きてきた者として、何かみんなの指針になることをしたり、何かお伝えできることはないかと考えますけど、あまり何もできていないのが現状です。

　みんなにうらやましがられる生き方したいんだけど、この三月までには何も提案できてません。こんな生き方もあるよと、いつかお知らせできる日まで、せいぜい頑張ります。

　妻とは仲良くしてるつもりですけど、彼女はそうでもないと思っていそうです。彼女がピンチの時にちゃんとフォローできていない気がする。でも、せいぜい頑張ります。

　近ごろ、数時間しか眠れなくて、すぐに目が覚めてしまいます。ジジイになってきた証拠というのか、認知症への道を歩いているなあというのを感じます。まあ、そうなるものなら、それも受け入れるしかないけれど、イヤだなあ。

　暗くなりましたね。そうです。去年の秋、中学と高校の同窓会に出たんですよ。そしたら、何人かの人たちにメル友になってもらいました。これは何だか若返りました。いつまで続くのか分からないけど、とりあえず人の関係を大事にして、みんなに迷惑を掛けないように、でも、誰かの迷惑にはなると思うので、少しでもみんなを楽しくさせて、変なオッチャンとして生きていこうと思ってます。

　また、いつかお会いできる日を楽しみに、また今日も頑張ります。昔の作品、また貼り付けようと思います。また、どうぞよろしく！