ひかりかがよう

20世紀の終わりから21世紀の初めの若者たちのことばです!

エッセイ

ペンギンがらって?

★ タイトルがおもしろいですよ。「ペンギンがら」って、何だろう? 私は傘か、スカート、シャツそんなもののイメージで見ていました。 * ペンギン柄 C・K 私には三人の妹がいる。つまり、四姉妹の長女なわけだが、そう見られたことは一度もない。途中まで…

遠くに行きたい!

* 将来の希望 K・N 日本から出てみたいです。なぜなら、世界は広いし、もっともっと知らないことがこの世界にあるから、いろいろと知りたいからです。 中学校の時に、一度カナダにホームステイをしに行きました。十日という短い間だったけど、日本とは違…

日本の高校野球

* 日本の高校野球 M・K 私は、日本人として注目したいのが高校野球である。 今の高校野球は優勝したと舞い上がっていたら、監督が選手に対する暴力や先輩と後輩の間の暴力や喫煙が目立っていると思う。 せっかく優勝したのにと、優勝を取り消されなくても…

家に戻った球児は……

* 地元が最高 男子 僕は中学生の頃、とても地元が嫌いでした。それは僕の地元は田舎で、コンビニなんてもちろんないし、交通も不便な所に住んでいて、絶対に高校に入学したら家を出て高校の近くの下宿で三年間過ごそう、と思い親に言ったら、初めは反対をし…

ふるさと、こきょう 1996

* 「故郷」について 1996年4月 一年生の最初の授業に「故郷(ふるさと・こきょう)」という題名で、 ひとこと書いてもらうことにしました。 ・私にはまだ故郷といえる場所がない。 けれど、何十年もすると今が故郷になるかもしれない。 ・私の故郷はイメー…

高校生って、何だろう?

2006年の、とある高校でのエッセイです。 * 小さい頃に A・M もう残りの高校生活も短くなってきたけれど、最近ふと、小さい頃に自分が想像していたのとはちょっと違うなあ、と思った。 私が小学生の頃に想像していた高校生は、もっとすごく大人だった。 …

ハイビスカス、戦争、カヌー

今週のお題「修学旅行の思い出」 * 写真を撮るのも忘れた C・F 花のプランターが左右にいくつもあるコンクリートタイルの階段。少し下って前を見ると、開けた空と海が広がった。その真ん中に城山が一つ浮き出た伊江島があった。あまりにその景色がきれい…

おきなわの海

今週のお題「修学旅行の思い出」 こんなふうに振り返ってみると、おきなわの海はとてもあたたかくて、やさしくて、人の気持ちもあふれていて、旅人をふんわりと包み込んでくれているみたいだけど、今、ホントはそんなことを言っていられる状況なのか、不安に…

十七歳です! 

私は十七歳です、なんてとても言えない私です。そんなの意識しないで、あっという間にオッサンになった感じです。 いつそんな意識を持てていたのか……。 * 私は今十七歳です! S・N 私は今十七歳です。 今の自分を改めて見直してみると、昔から全然変わっ…

たぶん、それは欲張りかも……

前回の子とともに剣道部復活に努力した生徒さんです。そんなにガムシャラな人ではなくて、わりと淡白な印象の人でした。でも、地道にコツコツといい仲間と、何かに取り組んでいける人でした。 何と言っても、彼は明るいし、ギャグを飛ばす人ではないけれど、…

剣道小僧がんばれ!

意あれば通ず。とうとう彼は剣道部を復活させ、そのまま自分のなりたかったものにまで前進していきました。まっしぐらだったんだ。曲折・挫折もあったと思うし、これからもいろんなことがあるでしょうけど、そんなことは問題ではない。 偏差値なんてくそくら…

静かな彼の不動の闘志

彼はすでに教育者としてガンガン子どもたちを引っ張る人になっているのかもしれません。現在どうしているのか、だれかに訊かないとわかりません。 でも、黙々と物静かな彼が努力していた姿は思い出せそうな気がします。 彼は二重人格だったそうで(今は違う…

お金の価値、わかってる?

お金の価値、私はどれくらいわかっているんだろう。大変なものであるというのはわかっているつもりです。でも、できたらお金に縛られない、お金と関係のない生活を送りたい、なんて考えてしまう。 何を言っているんだ! お金の価値もわからないヘッポコおや…

僕は失敗を繰り返す

* 僕は失敗を繰り返す M・Y 僕は失敗を繰り返す。僕だけでなく、人は皆そうして生きている。 僕は失敗を考える。僕だけではないはず、でもたまに、失敗を恐れずに行動する僕がいるのも事実。 いつ頃からだろうか、僕が失敗を恐れるようになったのは。今の…

彼女の歩く道は……

あなたは何になるつもり? この時はまだ決まってなかったんですね。 でも、仕事を考える素敵な手本になる人が二人も身近にいて、彼女は着実に自分の進路実現へと突き進んでいきました(たぶん)。 結論が出て、実際に一歩踏み出しても、後戻りしたり、立ち止…

私はどうしたら私?

新緑の季節なので、緑にしてしまいました。すこし派手すぎかもしれない。 まあいいや、私は私。彼女は彼女。自分とはどういう生き物なのか? 答えは見つからないけれど、時々、これは楽しいじゃん! と思う時があるけど、そういう時がたくさんあれば、自分は…

彼女の幸せを祈って!

彼女、元気でやっているかな。特に何も教えてもらってないけど、フェイスブックとかを見たら、それなりに元気にやっているような気がします。 結婚して遠いところへ行ってしまっています。でも、彼女の写真を見ようと思えば見ることもできて、便利な世の中に…

動物たちとともに笑顔を!

今、彼女はどうしているんでしょう。二年生のころに思い描いたとおりのお仕事をしているんでしょうか。 していたら、それは素晴らしいことです。そういうお仕事をしていないとしても、きっと優しい感じでお仕事をしているかな。結婚したかな。 本人もステキ…

経営者への道を!

私は、彼が十代後半に描いた夢の実現に向けて、今も頑張っていると思います。彼はあまり勉強は得意ではなかったけれど、しっかりとした考えを持ち、人をどうしたら動かせるか、人はみんなどこに向かっているのか、そういうことを常に考えている人でした。 ア…

孤独な時、ひかり

改めて読み返してみると、彼にそんな日々があったなんて、知ってたつもりだけど、忘れていたんですね。今の彼はあちらこちらを歩き回り、山に登ったり、あれこれ工夫の日々みたいです。 運動は好きだったと思うけれど、そこまでアウトドア派になるとはビック…

第5回 少しでも自分から

彼女はおとなしい子でした。はにかんだような顔をして照れくさそうに話すのでした。 きっと自然に話せる人がいるのだと思いますが、それも思春期の一時期のことで、大人になってガンガンおしゃべりする女の人になったかな。それとも今も昔のままでいるのかな…

第4回 繋がり 子どもたちと!

四回目はハルナさんです。改めて読んでみて、子どもたちとの会話の部分がおもしろいなあと思いました。もうすぐ新学期なんですね。そういう子どもたちの声があちらこちらで聞こえたら、それは老子的世界ですよ。 口で言うのはカンタンだけど、こういう世界は…

このスリッパは赤だ!

★ 第3回はM・Sさんの作品です。 三年生の時に書いてもらった決意表明の文章です。きっと彼女は今も絵を描いているんでしょう。彼女の言うのもわかります。質よりも分量の芸術。先生の側もわかります。量よりも質の芸術。どちらも大事なことです。 たまた…

スキとキライの間に

第2回目は、ゆうこさんの「スキ」と「キライ」について語った文章です。 私たちはついつい自分の好みを表明してしまいます。とんでもなくイジワルになっている時は、相手に聞こえるようにあなたなんか嫌いだと言ってしまう。 言った当座はザマーミロという…

学校が嫌いだった!

「ひかりかがよう」と題するブログの第1回は、2008年に出た「期間限定いちご味」の冒頭にあった作品です。 * 学校が嫌いだった K・I 学校が嫌いだった。人間も嫌いだった。当然のように自分のことも嫌っていた。そんな全てに否定的だったあの頃の自分が…