ひかりかがよう

20世紀の終わりから21世紀の初めの若者たちのことばです!

2019-01-01から1年間の記事一覧

沖縄の感想 2006 その1

* 写真を撮るのも忘れた C・F 花のプランターが左右にいくつもあるコンクリートタイルの階段。少し下って前を見ると、開けた空と海が広がった。その真ん中に城山が一つ浮き出た伊江島があった。あまりにその景色がきれいで、しばらく写真を撮ることすら忘…

お年寄りたちを訪ねる

* 田舎だけの特権 S・M 私は、大紀町の中にある柏崎という小さな町に住んでいます。この町はすごく田舎で、人数が少なく中学校までクラス替えがなく、みんな仲良く家族みたいな存在です。その他にも、町のみんなが仲良く、みんなで町をよくしようと協力し…

あいさつのある町

* 私の町と近くにある町 Y・K 「おかえり。」「ただいまー。」 保育所・小学校・中学校の時の帰り道で、その言葉はごく普通にかけられていた。自分自身も当たり前に知らないおばあちゃんやおじいちゃんに言っていた。他愛もないおしゃべりをして帰るもの…

せいわ村は存在し、今も続く!

秋のお彼岸には、必ずと言っていいほど勢和村に行きます。撮影スポットだってあるんですから。 * 私が暮らす町 A・M 私が暮らす町は、最近「村」から「町」に変わり、「勢和村」から「多気町」へと名前も変わりました。でも私の中では、「勢和村」という…

小さな夢、きれいな水

* 小さなゆめ M・U 私は田舎で生まれ、田舎で育った。車はそれほど通らなかったので、空気がおいしく、自然も美しかった。それと同時に、水がすごくきれいだった。夏にはよく、家族や友だちと川に泳ぎに行った。下まで透きとおった、きれいなきれいな水だ…

失礼を承知で……

昔むかし、日曜の午後七時半、怪獣ものの番組が終わったら、アニメで「オバケのQ太郎」というのがやっていた時がありました。もう何十年も昔です。 アニメが終わったら、谷内六郎さんの絵と「週刊新潮はただいま発売中です」という静かなナレーションが流れ…

高速道路はやって来る!

* 小学生のとき悔しかった事 H・K 僕がまだ小学生で、毎日、日が沈むまで、泥まみれになるまで遊んでいた日のことです。いつものように遊び疲れて家に帰ると、両親が話をしていました。僕はいつもと違う雰囲気にも気づかずに話に加わりました。 話の内容…

「水」に感謝

いろいろな事実は、頭の中からこぼれ落ちていきます。いったい、どんなニュースなら頭の中に残るのか、そこはよくはわかりませんけど、水というのは、とにかく大事というのは、これはもう知っているつもりです。 でも、最近心から水を欲すること、体験してい…

まちの表情、このまちで暮らす

* 「まちの表情」 M・N 「あなたの暮らすまちってどんなまち?」と聞かれても、答えるのは難しい。それは、自分の暮らすまちをあまり知らないからじゃなく、よく知っているからである。一言でまとめるのが難しいほど、言いたい・伝えたいことがあるからだ…

絵本と共に生きる

* 絵本 K・I 大切なもの、それはみんなそれぞれ異なったものがあります。友だちとか、もちろん自分も大切なものは(いっぱいありすぎて?)、何があるのか見つけられませんでした。 大切なものは必ず一つはあるはずなのに、思いつかず悩んでいたら、ある…

空を見上げて

いつかこの作品をアップしなきゃと思っていました。文が書かれてから13年が経過しています。作者である彼女は、今は看護師さんをしているんでしょうね。卒業して12年が経つのだから、もう立派な社会人です。 この空の下で活躍しているんだろうな。それとも…

丹生の春のお祭りにて

先月、初めて丹生大師の春のお祭りに出かけました。丹生のたねやさんがひいきのうちの息子もついてきて、家族三人でブラブラ歩いておりました。 そうしたら、丹生出身のjunちゃんが旦那さんと歩いておられた。 その時はよくはわからなかったのだけれど、…

車川のヒロミちゃん

多気町の車川には時々行きます。 ヒガンバナの季節や、サクラのころや、紅葉がキレイな時とか、 何かを求めていくことがあります。 東西に細長い多気町の西側の集落なのですが、 ここに行くには東側からの一本道しかありません。 西から入る道もあるみたいだ…

親孝行の朔日餅

紀南高校で出会ったJくん。もういくつになるんだろう。 15違うから、44になるのかな。 そうか、そんな年になるんですね。 結婚はいつするんだろう。 誰かふさわしい人はいないんだろうか。 実家に帰れば、結婚できるんだろうか。 それは、わかりません…

お父さんたちのメール

* 父の空メール Y・T わが家にはパソコンが一台だけあって、家族共通のリビングにあります。そのパソコンでEメールをしたりしているので、パソコンがないと家族全員が困ります。 私はパソコンでインターネットオークションやインターネットショッピング…

菜の花の切り絵

この切り絵は、みさきちゃんが勤める学校の図書館に掲示されているようです。 作ったのはうちの奥さんで、彼女はこの学校の図書館ボランティアをやっています。本人も花粉症なのに、先週などはずっとビッシリ各クラスの学級文庫の本の整理・整備を一年生から…

No rain,no rainbow

このデザインをしてくれた若者は、亡くなってしまったということです。 人ずてに聞いたことなので、実感はないのですが、たぶん、それは事実なんでしょう。 私は何もできなかったけれど、気になる人ではありました。 いろいろとアイデアはあって、誰かに頼ま…

私のおばあちゃん

* 私のおばあちゃん Y・M 私には今年で七十八歳になる祖母がいます。昔から私の母は仕事が忙しく、家にはいつも祖母と私だけがいる日がほぼ毎日でした。今は母も仕事を変え、正午からはいつも家で家事をしています。 私が小さいころ、動く乗り物が大好き…

家族の定義、理想

* 家族 N・N 家族、それはかけがえのないもの。自分が苦しくなった時、楽しかった時、辛かった時、どんなことがあったときでも、帰るのは家族の待つ場所。家族はそんな時、自分のことのように喜んだり、悲しんだりもする。 愛し合って結ばれた二人、そこ…

みんな違っている家族

あともうしばらく、家族についてのエッセイはつづきます。今日は、どんなおうちのお話なんでしょう。 * 家族について Y・S 私の家族は正直、仲が良い方ではないと思います。父は無口で自分勝手な人だから、私は昔とても恐くて苦手でした。 でも、今は昔ほ…

祖父母とお医者さん  2006

* 祖父母とお医者さん J・I 私の心に残る人は、小学生の頃に亡くなった祖母と祖父と一人のお医者さんです。 私の祖母は、肺の病気で私が幼い時から入院していました。なので一緒に遊んだ記憶がありません。でも祖母は、私のことを大事に思っていました。…

十一年前の秋空 2008の1の1の俳句 

◆ 2008.10.21 1-1秋の俳句 こんなことをしてみたんですね。生徒の皆さんは、忘れているかもしれない。秋をテーマに五七五を作ったなんて! 1 空高く青くきれいな秋の空 バレー部の彼女が作ったのは、正直で飾らない作品でした。 2 秋の空くも一つない快…

「うちの子で良かったなあ」「どう、みんな?!」

* 家族 N・H 私にとって家族は、一番の理解者であり、大切な存在です。外から帰ってきて疲れていても、家族といると心が温かくなります。 そんな心地よさに慣れてしまったのか、私は家族を悲しませる事をしてしまいました。親に黙って出かけてしまったの…

手紙 2007.6

* 手紙 A・N たまに「家族」について考える事がある。何十年間もともに過ごしていれば、良いことだけでなく時にはぶつかり合ってけんかをすることもあるだろう。しかし、何かあった時に必ず助けてくれるのは家族だ。 感謝の気持ちを伝えたくても、恥ずか…

2008.10.20 1-5の俳句です。残りすべてです!

(Mくんの写真を勝手に使わせてもらっています。済みません。) 資料を探していて、1、4、7、8組の名前は分かりました(わりと簡単に見つけられました)。ところが、どういうわけか5組だけありません。 まさか、どこかへやってしまったんだろうか。それはな…

2008.10.20 1-5の俳句です! まだ半分

まだ1-5の俳句は続きます。この冬休みに作者は誰か、そういう資料を探そうと思ったんですけど、自分の部屋の片付けもちゃんとできてなくて、もうしばらくお待ちください。あてにしないで待っててくださいね! とりあえず、生徒の皆さんたちが、どんなこと…

南から順番に、鉄道のまわりの風景

年末年始、十日余りうちの先祖の土地・指宿を青春18キップで旅してきました。 帰ってくるとき、駅のそばの工場の圧倒的な姿にびっくりしていました。キレイでもありました。 私は三重県に住んでいて、いつか県北部の四日市の工場群の写真を撮りたい思って…