ひかりかがよう

20世紀の終わりから21世紀の初めの若者たちのことばです!

自分の生活

No rain,no rainbow

このデザインをしてくれた若者は、亡くなってしまったということです。 人ずてに聞いたことなので、実感はないのですが、たぶん、それは事実なんでしょう。 私は何もできなかったけれど、気になる人ではありました。 いろいろとアイデアはあって、誰かに頼ま…

みんな違っている家族

あともうしばらく、家族についてのエッセイはつづきます。今日は、どんなおうちのお話なんでしょう。 * 家族について Y・S 私の家族は正直、仲が良い方ではないと思います。父は無口で自分勝手な人だから、私は昔とても恐くて苦手でした。 でも、今は昔ほ…

祖父母とお医者さん  2006

* 祖父母とお医者さん J・I 私の心に残る人は、小学生の頃に亡くなった祖母と祖父と一人のお医者さんです。 私の祖母は、肺の病気で私が幼い時から入院していました。なので一緒に遊んだ記憶がありません。でも祖母は、私のことを大事に思っていました。…

2008.10.20 1-5の俳句です。残りすべてです!

(Mくんの写真を勝手に使わせてもらっています。済みません。) 資料を探していて、1、4、7、8組の名前は分かりました(わりと簡単に見つけられました)。ところが、どういうわけか5組だけありません。 まさか、どこかへやってしまったんだろうか。それはな…

南から順番に、鉄道のまわりの風景

年末年始、十日余りうちの先祖の土地・指宿を青春18キップで旅してきました。 帰ってくるとき、駅のそばの工場の圧倒的な姿にびっくりしていました。キレイでもありました。 私は三重県に住んでいて、いつか県北部の四日市の工場群の写真を撮りたい思って…

大切な当たり前

* とても大切な当たり前 R・T 私は、どんどん成長するごとに、家族と昔のように会話をすることがなくなってきました。 小学校の頃は、今日あったことや、今晩のご飯の話など、毎日家族全員で話していました。話は尽きなかったし、家族全員で盛り上がって…

どかべん弟、兄ちゃんを手伝う!

★ 一人暮らしに思うこと 男子 2005 今年、私の兄が京都の大学へ合格し、一人暮らしをすることになった。 高校時代に夜遅くまで部活をやっていた兄は、受験勉強の時も塾へ行き、帰ってくるのがとても遅く、家にはほとんどいなかった。そんな兄だったので、「…

宝物は地元、それは海

★ 宝物であるような地元 女子 2005 「このクラゲ、めっちゃプルプルしてるよ。」 毎年、夏になると必ず地元の海に遊びに行っていた。家から歩いて約二十分ほどのところに、それほど大きくないが、地元の人たちに愛され、親しまれている海がある。 私がものご…

因数分解、キミの横顔

◆ 2006年3月、1年C組の俳句と短歌です。 さて、あなたならどの作品を押しますか? あなたの持ち点は3点で2つに投票するとしたらどれでしょう? ア・俺天才因数分解出来ちゃった 男子 彼は何の気なしに他人が苦労しているところを乗り越える人でした。です…

自販機すらもあらへんのやで!

◆ 2006年3月、B組の俳句と短歌です。1人の持ち点は3点で、それを2と1に分けて投票します。心情としては自分の作品に2点投じたいのだけれど、そこを我慢してだれかに投票するのがミソです。 さて、優勝した作品はどれでしょう? ア・過去未来、私は私の恋…

差し出す右手、ひとりじゃないよ!

◆ 2006年3月、A組の俳句と短歌です。 個人の持ち点は3点で、2点と1点に分けて投票します。もちろん、自分の作品に投票するのはルール違反です。というわけで、一番点数を集めた作品はどれだったんでしょう? ア・テスト前徹夜しようと本開き気づけば朝だあ…

甲子園の空

みんなを代表して、甲子園に行ってまいりました。 一塁側のアルプススタンドはみどりに染まっていました。 私は、その気持ちがうれしくて、感動しておりました。 だから、下からも上からも、この光景を撮っておこうと、あっちこっちに行きました。「邪魔だか…

ムクとフジ

これは、2018年8月の相可高校付近の写真です。 昨日、まつかさ餅を買いに行こうと、相可の町に行きました。 長新さんで二個入り・240円を14個買いました。みんなに分けてあげようと思ったんです。私って、時々太っ腹なんですけど、これは何となくそんな気分…

遠くに行きたい!

* 将来の希望 K・N 日本から出てみたいです。なぜなら、世界は広いし、もっともっと知らないことがこの世界にあるから、いろいろと知りたいからです。 中学校の時に、一度カナダにホームステイをしに行きました。十日という短い間だったけど、日本とは違…

日本の高校野球

* 日本の高校野球 M・K 私は、日本人として注目したいのが高校野球である。 今の高校野球は優勝したと舞い上がっていたら、監督が選手に対する暴力や先輩と後輩の間の暴力や喫煙が目立っていると思う。 せっかく優勝したのにと、優勝を取り消されなくても…

家に戻った球児は……

* 地元が最高 男子 僕は中学生の頃、とても地元が嫌いでした。それは僕の地元は田舎で、コンビニなんてもちろんないし、交通も不便な所に住んでいて、絶対に高校に入学したら家を出て高校の近くの下宿で三年間過ごそう、と思い親に言ったら、初めは反対をし…

星と寒さと雪と

◆ 2005年12月、1年生の俳句です。優勝した作品はどれでしょう? ア・流星群宇宙からきた贈り物 男子 ……ただそれだけではない作品です。あと少し具体的なイメージが欲しい。 イ・寒いねと手袋わけてつないだ手 女子 ……彼女にはそんな人がいたんですね。今さら…

冬の足音が聞こえる

◆ 2005年10月、1年生の俳句と短歌です。 さて、優勝した作品はどれでしょう? ア・風通る葉桜の下ひと休み 女子 ……そんなのんびりしたい気分を句にしたんだと思われます。 イ・妹のケーキ作りは阿修羅かな 女子 ……たくさんの妹さんたちに囲まれたお姉ちゃん…

ふるさと、こきょう 1996

* 「故郷」について 1996年4月 一年生の最初の授業に「故郷(ふるさと・こきょう)」という題名で、 ひとこと書いてもらうことにしました。 ・私にはまだ故郷といえる場所がない。 けれど、何十年もすると今が故郷になるかもしれない。 ・私の故郷はイメー…

まるで女子クラス!

◆ 2005年10月、1年生のとあるクラスでの俳句と短歌です。 さて、持ち点は3点です。2点と1点で投票すると、優勝した作品はどれ? ア・母の口一度貼りたいガムテープ 女子 ……ドキッとする内容です。でも、しないのはわかってるからいいのかな。 イ・木の下…

高校生って、何だろう?

2006年の、とある高校でのエッセイです。 * 小さい頃に A・M もう残りの高校生活も短くなってきたけれど、最近ふと、小さい頃に自分が想像していたのとはちょっと違うなあ、と思った。 私が小学生の頃に想像していた高校生は、もっとすごく大人だった。 …

ボクは1人で空はこんなだ

◆ 2005年10月、1年生の俳句と短歌です。 さて、優勝した作品はどれでしょう? ア・夕焼けに伸びる影だけ楽しそう 女子 ……楽しいのは「影だけ」なんだろうか、それでよかったんだろうか。 イ・「寒いね」とつないだこの手離さない 女子 ……恋の一生懸命ポイン…

夏の手前の短歌と俳句 withねむの花

今年初めてのねむの木の花を見つけました。ああ、もうそういう季節なんですね。梅雨ももうすぐしたら終わるんだろうか。さあ、どうかな。もう少し降るんでしょうね。 ◆ 2005年7月、1年生のとあるクラスの短歌と俳句です。 さて、優勝した作品はどれでしょう…

オセアニアと谷間を吹く風

◆ 2005年7月、1年生の短歌と俳句です。優勝した作品はどれでしょう? ア・枯れそうな木々にもそっと育毛剤 女子 ……何だかドキッとする内容です。育毛剤と同じで、枯れ木は蘇らない。 イ・風に揺れ負けずに耐える木は強い 男子 ……簡単なことだけど、見つけま…

夏の日々、その始まり

◆ 2005年7月、1年生のクラスです。どんな作品があったんだろう。 星、高校野球、サカナ、虹、勉強、幼い日など、テーマはいろいろです。 ア・我が思いとどくにとどかぬ悲しさよ君はいづこと星を見て 女子 ……星と自分とを比べて、その遥かな距離を思うこと、…

夏の句会を!

奥さんが半分起きて、「お父さん(私のこと)がカツラつけてて、タグみたいなのが出ててて、『これ、どうすんの?』って言ったとこだ……」と話してくれました。 そんなカツラなしでも、ツルピカでも、私はやっていくのに、どうして夢でもからかうんだろう。う…

五月の憂鬱、こいのぼりもバラも……

◆ 2005年5月、1年生のあるクラスでの句会です。 さて、どんな作品がみんなの点数を集めたんでしょう? ア・月光に気品あふれる夜の薔薇 女子 ……シンプルな作品です。本人は自信があったんだろうな。 イ・鯉のぼり空高く飛べば鼻高い 女子 ……真ん中が字余り…

ハイビスカス、戦争、カヌー

今週のお題「修学旅行の思い出」 * 写真を撮るのも忘れた C・F 花のプランターが左右にいくつもあるコンクリートタイルの階段。少し下って前を見ると、開けた空と海が広がった。その真ん中に城山が一つ浮き出た伊江島があった。あまりにその景色がきれい…

太ももを……

昔、勤めていたガッコーからの帰り道、ふと思いついて俳句を作りました。 素直な気持ちで、「ああ、大変だな」と心から同情したのです。 その気持ちを、とあるコンクールに送ったら、とりあえず佳作にはなりましたが、賞状もなく、賞品もなく、ただの佳作で…

おきなわの海

今週のお題「修学旅行の思い出」 こんなふうに振り返ってみると、おきなわの海はとてもあたたかくて、やさしくて、人の気持ちもあふれていて、旅人をふんわりと包み込んでくれているみたいだけど、今、ホントはそんなことを言っていられる状況なのか、不安に…